潜在意識って、実際は人ではないですよね。人ではないんですけど
今回は、話を分かりやすくするために、まるで
潜在意識が人であるかのように説明をしていきたいと思います。

私達には目には見えないんだけれども
私たちの事を24時間365日見守っていてくれる存在が
いるのではないかという風に何千年も昔から
言われ続けているわけですよね。

しかし、目に見えないから科学的に証拠として
目の前に提示することが出来ない。つまり
はっきりと証明する事が出来ていないんですよ。

ただ、そうは言ってもやっぱり目には見えないけど
私達を24時間365日見守っていてくれる存在がいるだろうと
言われ続けてきたんですよね。

その正体について
ある人は神様とか仏様とか龍とか精霊とか
今回のタイトルにもある潜在意識と呼んでいたり
するわけです。

ただ、ここで
大事なのは、呼び方じゃないんです。

大事なのは、24時間365日私達を見守っていてくれる
存在がいるだろうという事なんですね。

そうした時に、目に見えない存在を伝える時に
人に例えると伝わりやすいんですよね。
神様とか仏様とか精霊とかとういった呼び方にした方が
人々に伝わりやすかったんです。

仏教なんかだと仏様の仏像を作っていたりしますよね。

ただ、中には仏像を作ってはいけないという
偶像崇拝の禁止をうたっている宗教もあります。

これは何故かと言うと
神様とか仏様は本当は人ではない
目に見えない存在なのにもかかわらず
物像を作る事によってその像の姿に
囚われてしまう人が出てくるからですよね。

ただ、形あるものにした方が
目に見えるので人々に伝えやすいから
仏像作ったり、神様とか仏様という風に
人に例えているという事なんです。

で、潜在意識というのは
母親に近い存在なんですね。

母親というのは子供が安全でいられるように
見守っている存在なんです。

例えば、私は小さい時に外に出ると
必ずと言っていいほど、車に向かって
走っていったらしいんですよね。

そのまま行ったら車にはねられてしまうところを
母親が「ダメだよ!」と言って止めてくれたから
助かってきたわけです。

子供の頃の私は、動いている車にとても興味があって
車に近づいていった。

だけれどもそれを見ていて母親は
危ないと思って「ダメ!危ない!」と言って
私の行動を止めた。

私たちの潜在意識は
この母親の行動と同じような働きを
しているんですね。

潜在意識が24時間365日私達を危険から
遠ざけてくれているという事なんです。

お母さんだったら、子供が危ない時に
言葉で「危ない!ダメだよ!」と言って
止めてくれたり、体を使って止めてくれますけど

潜在意識は人ではありませんから
言葉や体を使って教えれはくれません。

じゃあ、潜在意識はどうやって
私達を守ってくれているのかと言うと
感情を使って教えてくれているわけですね。

それはどんな感情化と言うと
不安と恐怖という感情です。

私たちが何らか危ない目にあいそうになったら
不安と恐怖の感情を湧き上がらせて
その不安を感じた私たちは、今不安と恐怖を感じたから
これはやらないほうがいいんだ。
という事で、今からやろうとしている事を
やめるんです。

そうすると、潜在意識からすると
不安とか恐怖を湧き上がらせることによって
あなたを危険から守った。
という事になるわけです。

だから、潜在意識は母親に近い存在なんだ
という事ですね。

そうした時に
じゃあ、母親が言っている
「ダメ!危ない!」という呼びかけが
絶対に正しいかという点について話して
いきたいと思います。

母親が言っている「ダメ!危ない!」という言葉が
いついかなる時も正しいのかというと
そうではないんですよね。

それは当然ですよね。

この宇宙において、いついかなる時も
絶対的に必ず100%正しい事は一つしかないわけですよ。

それは、ありとあらゆるものが変化し続けるという
諸行無常という事ですよね。

それだけが、絶対的に正しいんですよね。

逆を言えば、諸行無常以外に絶対に正しい物はない。
という事なんですよ。

だから、母親が「ダメ!危ない!」という事は
条件付きでは正しい時もありますけど
絶対的に正しいわけではないんですよね。

つまり、相手が1歳の子供だったら
正しいかもしれませんよ。

1歳の子供だったらその子が車に向かって
走り出していったのであれば
それは明らかに危ないですから
「ダメ!危ない!」という言葉を使うのは
正しいし、それに従うべきなんですよね。

じゃあ、その相手が10歳の子供だったら
どうなのかという事なんですよ。

10歳にもなれば、車に近づいていったら
どうなるかくらいはわかりきっているわけですよね。

その10歳になった子供に対して
母親が「危ない!ダメ!」という事が
本当に正しい事なのか?
また、それを鵜呑みにする事が
本当に良い事なのかという事なんです。

そうした時に
正しくないわけですよね。

相手が1歳の子供だったから
母親の行動は正しいわけで

相手が10歳の子供だったら
母親の行動は正しくないんですよ。

これは潜在意識に置き換えても全く同じことが言えます。

潜在意識は、私たちが危ないと感じた時に
不安とか感情を湧き上がらせて
危険から遠ざけてくれているわけなんですけども

さっきのお母さんの話を思い出してくださいね。

私たちが何かをやろうとしたときに
潜在意識が湧き上がらせてくる
不安とか恐怖の感情が
ありとあらゆる場面において
絶対的に正しいものなのかという事を
考えなければいけません。

そして、その不安とか恐怖を感じ取った私たちは
その感情に従って、やろうとしている事を
やめるという判断をする事が
絶対的に正しい答えになるのかという事です。

不安を感じてる、だから今からやろうとしている事は
やらないほうがいいんだ。

恐怖を感じている、だから今からやろうとしている事は
やらないほうがいいんだ。

というのは、絶対的に正しいのかと言うと
正しくないんですよ。

相手が1歳の子供だったら正しいかもしれませんけど
10歳になっていたら正しくないんですよ。

1歳から10歳になる過程で成長していますから
過去の自分だったら、それをやるのは
無謀だったかもしれないけれども
成長した今やるんだったら全然危なくないし
大丈夫ってことは沢山あるんですよね。

だから、何かをやろうとしたときに湧き上がってくる
不安とか恐怖の感情というのは
ある時は正しいし、ある時は正しくないんです。
絶対的なものじゃあないんですよ。

そうした時に、母親の話に戻したときに
相手が1歳の子供だった時と同じことを
10歳の子供に言い続けていたら
10歳の子供は疑問に思い始めるんですよ。

事あるごとに
「ダメ!危ない!」って言われていたら
もう自分は1歳じゃなくて10歳なんだから
もうわかってるよ。となるんですよね。

昔だったら危ないと思ったけど
今は危ないなんて全く思ってないよと。
なるわけですよね。

そうなると、だんだん母親の言う事を
聞かなくなるわけですよね。

母親が「ダメ!危ない!」って言っても
いやいや、大丈夫でしょ。できるでしょ。
という風に母親の意見を無視し始めるわけですよね。

で、実際にやってみたら全然大丈夫だったと
そうなったら、母親が言っている事は
あまりあてにならないという事で
母親の言う事を聞かなくなってくるんですよね。

そうすると、母親はあきらめるんですね。

わたしが言っても全然その通りにしないという事で
言うのをあきらめるんですよ。

そうすると、母親はその子を指導するのを降りて
別の指導者にゆだねるようになるわけですよね。

それが学校の先生だったり、塾の先生だったり
子供の成長具合にあった指導者に
バトンタッチするわけですよ。

これと同じように
潜在意識は母親の様に私達を守ってくれているわけです。
私達に不安とか恐怖の感情を感じさせることによって
まもってくれてはいます。

だから、不安とか恐怖を感じた時に
それに素直に従っていれば確かに安全は安全なんですよ。

何かやろうとしている時に
不安や恐怖を感じた。だからやらない。

という事であれば、危険な目には合いませんけど
同時に成長も全くしない。という事なんです。

もうすでに、大人になっているにもかかわらず
ずーっと母親の言う事を素直に聞いている状態。

もう、危なくないし、やってみたほうが
人生長い目で見たら確実に成長につながるのに
不安だからやらない。恐怖だからやらない。

これっていうのは、ものすごく狭い空間で
狭い価値観の中で生き続けているのと
同じなんですよね。

潜在意識は不安と恐怖を感じさせている
しかし、その感情に従う事は
いつもいつも正しい事ではないんですね。

本当は、今の成長して入れう自分だったら
大丈夫なのにもかかわらず
いちいち不安とか恐怖を感じさせてくるわけですから
それを無視して、不安を感じたけどもやっぱりやったとか
恐怖を感じたけどやっぱりやったとか。
という風に不安と恐怖の感情を無視して
行動をし続けていると潜在意識は諦めます。

10歳の子供が言う事を聞かなくなって
あきらめた母親の様に

潜在意識もあきらめるんですよ。

もう古い潜在意識では無理だと
この人を止める事はできないという事で
古い潜在意識は離れていくんです。

そして、新しい潜在意識に
交代していくんです。

今はわかりやすく人で例えていますけども

これが潜在意識が書き換わるという事なんです。

不安や恐怖を感じでも無視して行動し続けたならば
今の自分に最もふさわしい潜在意識が
備わるという事になります。

この過程を経て人生が抜本的に変わる
という事なんです。

だから、古い潜在意識に守られ続けている内は
絶対に何をやっても人生は変わりません。

不安を感じたからやらない。
恐怖を感じたからやらない。

これを繰り返している内は
何をやっても抜本的に人生が変わる事は
ありません。

ずーっと自分を指導してくれている人が
母親という事であれば、母親以上の存在には
絶対に慣れないという事なんです。

必ず母親以下の存在にしかなれないんですよ。

自分は30歳になっても40歳になっても
誰の指導を受けているのかと聞いたとき
母親の指導を受けてますという事なら
絶対に母親以下の存在にしかなれないんですよ。

もし、今の現状を変えたいんだったら
母親以上の存在に指導してもらう以外に
方法はないんですよね。

これは潜在意識も同じで
古い潜在意識に指導をしてもらっている内は
自分はその存在以下にしかなれません。

だから、本当に抜本的に人生を変えたいのであれば
潜在意識の状態を変えるしかないという事です。

あくまでも目安ですが
潜在意識が交代する周期で言うと
だいたい7年周期くらいなんですね。

7年位で潜在意識は交代していきます。

ただ、その人が不安とか恐怖に素直に従い続けていたら
その人は全く変わらない人生を歩んでいるので
もし、変わるとしたら7年周期という事ですよね。

要するに、ずーっと両親と実家暮らしをしています。
というのと同じですよね。

自分は、一度も家を出た事がありません。
常に両親と一緒に住んでいます。
という事であれば、環境変わってませんから
人生も変わらないんです。

それと同じで潜在意識も古いものが
出し続けている不安と恐怖にあらがわなければ
人生は変わらないし

逆に不安や恐怖にあらがって
不安や恐怖を感じたけど無視してやってみた
という事を繰り返していったなら
潜在意識は変わるわけですよね。

それが大体目安として7年だという事ですね。

何故7年かと言うと
人間の脳の仕組みが関わってきますが

人は7年間同じ刺激を浴び続けると
飽きてしまうという本能があるんですね。

外から入ってくる刺激は
7年間変わらないで同じ刺激が
与えられ続けると飽きるんですよ。

で、飽きると新しい刺激が欲しくなるんですよね。

だから、結局今までの自分だったらやらなかった事を
やろうと思い始めるのが7年くらいなので
目安として7年という周期になるという事です。

で、今までの自分だったら絶対にやらなかったけど
それを実際にやり始めようとすると、当然
不安や恐怖を感じたりするんだけれども
やっぱり実際にやってみた時に
潜在意識が後退して、人生が抜本的に変わる始める
という事になります。