あなたが、夢を見ていたとします。
その夢が、残念ながら
あまり良い夢ではなかったと
悪夢だったとしますよね。
そうした時に、その夢の内容を
自分の思い通りに切り替える事は
できませんよね。
夢は基本的には映画の様に
ただただこちらは見させられている
様な状態ですから
基本的には何も抵抗する事が
出来ないんですよね。
じゃあ、どうすれば
悪夢から解放されるのかと言うと
目を覚ませばいいんですよね。
目を覚ませば、
なんだ、夢だったのか
という事で、一瞬で解決するんですよね。
ただ、ここで学べるところは
夢なのにもかかわらず
私たちの体に影響を与えている
という事なんです。
例えば、ある人は悪夢を見て、
大汗を書いているかもしれません。
ある人は、心臓がドキドキ
しているかもしれません。
ここで何が言いたいのかと言うと
脳にとっては夢で見た事が
本当の現実なのか、夢という幻想なのか
どちらでもいいという事なんですね。
ようするに
私たちの現実世界はもちろんですが
夢という幻想の世界の中でも
強い臨場感を感じるという事です。
で、悪夢を見た時に、
そこから抜け出す方法は
目を覚ますしかないんですよね。
この時に夢を観察しているのは
物理世界にいる自分ですよね。
そして、起きている出来事は
夢という幻想です。
そして、それを解決する手段は
目を覚ますという事でしたね。
これは、私たちの本当の人生でも
全く同じことがおきているんだと
いう事なんですね。
つまり、
観察者が誰かいて
起きている出来事が、私たちの人生です。
そして、もし、
起きている出来事を
変えたいのであれば
幻想の世界で悪戦苦闘するんじゃなくて
まずは目を覚ますという事なんですね。
これが心理に繋がるんですけど
じゃあ実際に観察しているものは
何なんですか？っていうのは
色々な呼ばれ方をしているので
あなたが好きな名前をつければいいと
思うんですよ。
神様と呼ぶ人もいるし
仏様と呼ぶ人もいるし
ハイヤーセルフと呼ぶ人もいるし
潜在意識と呼ぶ人もいるし
龍と呼ぶ人もいるし
見えない巨人と呼ぶ人もいます。
ハッキリ言って呼び名は
何でもいいんですが
全部おなじ観察者の事を
言ってるんですね。
今回は、本当の自分と呼びましょう。
本当の自分が、私たちの人生を
観察し続けているんです。
で、その人生が素晴らしい人生で
本当に平和とか幸せで満たされているのであれば
その人生を観察し続けていればいいんです。
しかし、
その人生が悪夢の様なものなのであれば
目を覚ます必要があるという事ですよね。
じゃあ、目を覚ますというのは
どういうことなのかと言うと
その真理を思い出すという事なんです。
いま、体験している人生は
自分自身が選択している、夢の様な映画の様な
ものなんだ。という事を
思い出せばいいんですよ。
この事に気づかないで
悪夢の中でどんなにもがき苦しんでもね
それは、寝ている間に見ている悪夢を
自分の力で何とかしようとしているのと
同じなんですね。
そんな事やっても無理なんですよ。
悪夢を見ている時に、その悪夢に対して、
「なんでこんな悪夢を見なきゃいけないんだ」
という風に文句を言っていても
何の解決にもつながらないんですね。
これは、私たちの人生も全く同じで
「なんで自分の人生はこんなに不幸なんだ」
と嘆いていても、何の解決にも
繋がらないという事なんです。
目を覚ませばいいんですよ。
目を覚ます方法としては
何故、観察者である本当の自分は、
その人生を見ているのか？
という事を常に自分に質問し続ける
という事なんです。
そうすると気づけます。
悪夢のような人生を送り続けている人の
特徴としては2つ考えられます。
1つ目は
私たちの人生は夢の様な映画の様な幻だという
真理を忘れている。
だから、目を覚ます事が出来ずに
同じ悪夢を見続けている。
もう1つは
その人生から学ぶべきことがあって
その出来事から学ぶ事がまだ終わっていない。
この2つがあげられます。
もし、目を覚ませば、なんだ夢かという事で、
今度は違う夢を見るようにすれば
人生は自然と変わっていくんですよ。
旅行で分かりやすく例えますけど
今回は北海道に旅行に行きますとした時に
行く場所は自分で選択できるわけです。
そして、北海道でどんな事をするのか
どんな体験をしたいのか
というのも選べるわけですよね。
じゃあ、北海道で
海の幸を食べて回りたいと思ったのであれば
それも1つの体験ですよね。
もしくは、
アウトドアでスキーを楽しみたいという事であれば
それも1つの体験です。
大事なのは、それを選択したのは
自分なんだ。という事なんですよ。
もし、仮に他の誰かが計画してくれて
付き添いで行くのだとしても
付き添いで行く。という選択をしたのも
自分自身なんですよね。
同じ北海道に行くにしても
海の幸を食べまわる旅行と
アウトドアでスキーを楽しむ旅行とでは
旅行そのものが全く違うんですよ。
人生もこれと全く同じなんですね。
それを選択しているのは
自分自身ですよね。という事なんです。
自分が選択して自分が観察している事に対して
不平不満を言っていてもしょうがないんですよ。
自分が選択している映画を見ているだけなんだと
じゃあ、見たい映画を見るように
切り替えればいいだけじゃないかと
気づけばいいんですよ。
大事なのは
自分の人生を作っているのは
自分の意識なんだという事に
気づくことが出来れば、人生を
変える事が出来るんです。
自分が見ている映画が
気に入らないんだったら
その会場から退出して
自分の見たい映画を放映している
会場に入ればいいんですよ。
そうすれば、観察できるものは変わるし
違う人生を送る事は出来るんです。
だから、悪夢を見ているんだったら
まずは目を覚ますのと同じように
悪夢の様な人生、気に入らない人生を
送っているんだったら
それは、自分が選んでみている
という事にきづいて、
選ぶ人生を変えるだけなんです。
この事に人類で一番早く気づいたのは
恐らく釈迦か老子じゃないかなと
思いますけども
彼らは、私たちがこれが現実だと思い込んでいる
人生そのものも、「空」という
実際に存在しているのかしていないのか
わからないような、幻の様な物なんだ。と
いう事に気づいていたんだと思います。
私たちは、釈迦みたいに苦行をしたり
荒行をしなくても、こういうことに気づける
時代に生きているんですよ。
夢を変える事ができないのであれば
人生を変える事も出来ないんだと
でも、目を覚まして、自分が本当に見たい
夢を見ようという風にできたのであれば
体験できる人生も変わっていくんだと。
全ては観察者である本当の自分が
見たいものを見ているという事にきづいて
じゃあ、あなたはこれから先の人生は
どんな映画を見たいんですか？という事に
気づくことが出来たのであれば
あなたは、自分の本当に体験したかった
人生を歩んでいく事ができる。
というのが今回の話になります。
最後までご視聴頂き
ありがとうございました。
感謝いたします。