まず大前提として
完全に相手を思い通りに動かす事は
できないんですよね。

結果的に思い通りに動いてくれた
という事はあったとしても
全員が全員、全ての人間に
自分の思い通りに動いてもらう事はできません。

何故なら、動くか動かないかの
最終決定権は相手にあるからですよね。

ただ、思い通りの方向に
動いてもらいやすくしていく努力は出来ます。

その結果、相手の最終判断によって
自分の思い通りに動いてくれた。
という結果を高確率で残すことはできます。

これが出来るようになるとビジネスでの
成績も良くなっていくわけですよね。

お客さんに自分の思い通りに動いていただく。

これができれば商品を買ってもらったり
何らかのアクションをとって頂くことが
できるようになるわけですよね。

じゃあどうやったら他人を自分の思い通りの方向に
動いてもらいやすくなるのか?という事なんですけど

簡単です。

権威性を持つ。という事ですね。

権威性っていうのは
人は自分よりも地位や権力が高い人、また
専門知識を持っている人の発言や行動に対して
無意識に従ってしまう人間の性質です。

例えば
医者。
医者は間違いなく病気を治すプロですよね。

医者と私達素人と比較しても、病気に関する知識は
圧倒的に医者の方が持っています。

医者に知識が多い。という権威性があるから
医者にすすめられた薬を素直に飲む。
要するに医者の言う事を素直に聞くわけですよね。

自分よりも知識が多いとか、何かしらの面で
長けているなと思うものがあると
相手の言う事を聞きやすくなるという事なんです。

だから、
相手を動かしたいと考えるのであれば
自分の能力を高めていって
自然と相手が自分の言う事を聞いてしまう状態を
作るのが一番手っ取り早いんです。

まあ、そうは言っても
自分が努力し続けるのって大変ですよね。

ただ、
これを間違えて
自分の能力を高める努力をせずに
相手に言う事を聞かせようとすると
完全に逆効果になります。

もう、何を言っても言う事を
聞いてくれない状態になります。

一番理想なのは
動いてほしいという言葉を一切使わずに
ひたすら自分の能力向上の為に動き続けて
いつのまにか勝手に周りが言う事を
自然と聞いてくれる状態になった。

という状態ですね。

エネルギーの使いどころが
相手に向いているのか、自分に向いているのかの差です。

多くの人が、他人に変わってほしい。
相手に言う事を聞いてほしいと願います。

しかし、この考え方だと
多くの場合は聞いてもらえません。

まずは、自分が変わる。というところに
全エネルギーを投入していって
もう周りは関係ない。という風に割り切って
ひたすら自分を良い方向に変える努力を
し続けるんです。

エネルギーを相手に向けるのも
自分に向けるのも
結局使うエネルギーと時間は
同じなわけですから
どうせならいい結果の出る方に
使いたいですよね。

という事で
他人を自分の思い通りに動いてほしいな
と思うのであれば
まずは自分の権威性を高める事を
毎日毎日コツコツと積み上げるような
努力をしてみてください。

 

最後までご覧いただきありがとうございました!